看護師の職場は、病院だけではありません。健康診断を行う健診センターも、看護師が活躍する場の1つです。

健診センターで看護師が行う仕事の1つは【健診前の問診】です。問診表に書かれた内容を実際に口頭でも確認します。【各種測定】も行います。身長、体重、視力、聴力そして血圧や肺活量などを測定します。体重と血圧は自動測定で行うことがほとんどです。測定値の確認をします。

健診センターで働いているのは看護師だけではありません。無資格の看護助手も働いていますが、医療行為を行えるのは看護師だけです。なので【採血】は看護師が行います。繁忙期になると、1日に100人以上の採血が必要なこともあります。

【尿検査】は、検査用の容器を渡し、検査の説明を行います。循環健診の場合は、事前に採尿済ませていることが多いので検体の確認のみ行います。必要時には医師や技師の【検査の補助】も行います。【内科・婦人科診療補助】は、書類の準備、受診者の案内などがおもな仕事内容です。

【健診結果のチェック】を行うのも看護師です。健診の結果を確認し、必要な項目の受診が終わっているか、検査の受け漏れはないか、あきらかな異常事はないか確認します。健診で異常がみつかったら【精密検査の予約や手配】を行います。精密検査のための日程調整を行います。必要に応じて宿泊を伴う出張健診に行くこともありますが、すべての健診センターで出張健診を行っているわけではありません。